新卒採用の面接担当者へ「特に気にしておきたい言葉の認識」

知る人ぞ知る、東京大学に所属する学生らで構成する公益財団法人東京大学新聞社が運営するニュースサイト「東大新聞オンライン」。

主に東大に関するトピックスを扱っていますが、人気ランキング1位の記事は「就活」に関するものでした(2018年2月27日現在)。

「ガクチカ」という言葉を使う就活生の9割は失敗する 霜田明寛の就活十番勝負4

 

就職活動中の学生に向けた記事ではあるものの、人事担当者が読んでも気になるポイントが多々あります。

 

たとえば、同じ日本社会の中でも、ある一定の人にしか伝わらない言葉というのがあります。
記事タイトルにある「ガクチカ(学生時代力を入れたことの意味)」もその一つですね。

 

年代、住む場所などによっても使う言葉は変わってきますし、業界経験が長くなると気付かずにつかってしまうような「業界用語」もそうですね。

そもそもの住んでいる世界が違うのです。 そこで、皆さんには、面接において「前提を共有していない2人が喋るのだ」という意識をもってほしいのです。

そもそも、面接というのは誤解がどんどんと生まれやすい場所なのです。そこで、誤解をなるべく最小限にするためには、使う言葉を、いろいろと解釈できてしまう抽象的なものから、具体的なものに変えていかなければなりません。 例えば、何か企画を提案するにしても、「男性タレントさんを起用して」と言うだけでは、芸人をイメージするかもしれませんし、男性アイドルをイメージするかもしれません。そういった解釈が分かれる余地がないように、言葉で埋めていかなくてはならないのです。

(略)

不毛な長いやりとりでは、前提を共有しあうための質問が繰り返されますが、具体的な言葉を使えば、その人の感覚や考えを探る質問になります。後者のような質問に答えていくと、ちゃんと自分の能力をアピールすることができます。逆に言えば、前提を共有しあうためのやりとりは、ポンポンとコミュニケーションができているように思えますが、本質的なことは何一つ伝えることができていないのです。

面接官は限られた時間の中で、学生の本質的な話を引き出し、冷静に見極めることが要求されます。

それがただ前提を共有しあうための時間になってしまっては、企業側にとっても大きな痛手です。
だからこそ、面接官自身もより学生が的確に回答できるよう、誤解のないような言葉を使い、具体的に質問することが大事になってきます。

 

新卒採用の面接が始まるまでに、ベテランの面接官も初めて担当する方も、再度見直しておきたいですね。