新卒採用者向け内定者フォローの企業の現状と学生の希望

2019年卒の新卒採用も、引き続き売り手市場が続く見込みです。
近年は一人で複数の内定を得る学生が増え、内定辞退を防ぐ目的などで内定者フォローに力を入れる企業が増えてきています。

 

では、どのような内定者フォローが効果的なのでしょうか。

 

上記グラフは、HR総研が発表している「2019年新卒採用戦略策定のための2018年新卒採用徹底解剖DATA」の「学生が希望する内定者フォローとの比較」結果です。

青色が企業が実施した内定者フォロー、赤色が2018年卒文系の学生の希望、緑色が2018年卒理系の学生の希望を示しています。

 

「内定者懇親会」は学生の希望が最も多く、約半数が希望し、7割の企業が実施。
また「若手社員との懇親会」も比較的学生からのニーズがあり、約3割が希望しています。
同じ懇親会であっても経営者、役員、管理職社員との懇親会を希望する学生は約1割程度でした。

 

また約3割の企業が実施している「社内報の送付」を希望する学生は、約1割と少ない結果となりました。

 

最近は親の意見も無視できないということで、「オヤカク」と呼ばれる親向けの対策を行う企業が増えていますが、学生からのニーズは数パーセント程度とあまり高くはありません。

 

企業の実施は少ないものの学生からのニーズがあるものとしては、「資格取得支援」や「内定者サイト・SNS」があがっています。

 

SNSを使った内定者フォローを行った事例として、「MHソリューションズ株式会社」が参考になるでしょう。

内定辞退者が多く出た翌年からSNS機能が付いた教育アプリを導入。
内定者のコミュニケーションと教育に役立っているようです。

導入してみて良かった点として、

「同期は仲間であり、ライバルである」という意識付けができたことですね。やはりタイムラインのおかげでコミュニケーションが促進されています。それだけでなくランキング機能によって「同期のあいつには負けないぞ」という競争意識も持てたようです。モバイルナレッジのタイムラインとランキング機能によって内定者のうちから同期に対して仲間意識とライバル意識を持てたことは良かったと感じています。
Deloitte:MHソリューションズ様 モバイルナレッジ導入事例「教育もコミュニケーションも図れる 内定者フォローツール」|事例

デジタルネイティブな学生にとって、SNSでのコミュニケーションはとてもおこないやすく、ニーズに合っているのでしょう。
ただし、場を作るだけではなく、効果を上げるためには、MHソリューションズのような意識的な仕掛けも重要になってきそうです。

 

複数の企業の中から学生に自社を選んでもらうためには、一方通行ではなく、学生のニーズに合った情報をまじえながら関係を作っていくことが大事になってきます。
その際、軽いコミュニケーションを取り入れることで、学生との距離がグッと縮まる可能性もあります。
会社の雰囲気やカラーに合わせて、そういった施策にもチャレンジしてみたいものです。