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「楽しい」のか「楽(らく)」なのか?/『ガード下の赤ちょうちんから、愛を込めて。』no.5

『ガード下の赤ちょうちんから、愛を込めて。』vol.5

今日もガード下にある、壁は油まみれの、安い焼き鳥屋では、スーツ姿の若い男性二人が、ハイボールを飲みながら、何やら仕事についてコソコソと話をしています。他の人に聞かれないようにしている仕草が、場の空気に馴染んでいません。


 

「今の仕事、ホント、超つまんねぇ~」

「ほんとだよ。営業したくないから人事を希望して、配属になったけど、超つまんねぇよ」

「さっさと辞めた方がよくね?」

「他の部署の同期も、もう辞めたいってさ」

「なんで?」

「いや、理由は知らんけど」

「とにかく部長は上の言いなりだし、社長は要望ばっかりで自分は何もしねぇし…」

「楽しくねぇなぁ…」

どの居酒屋でも、必ずこんな会話が聞こえてきます。
仕事がつまらない、会社がつまらない、早く辞めたい、などなど。
当然、新人の頃は、業務を、指示を受けてやっているだけなので、つまらないとは思います。
しかし、徐々に楽しくなったり、やりがいを持ち始めたりして、仕事に没頭する時期がやってきます。
そのことを知っている上司や年長者は、「我慢してやっていれば、いつかは…」というアドバイスをしますよね。

「つまらない」より「楽しい」方が良いに決まっている。
誰でもがそう思うはずです。
仕事でも、遊びでも、楽しい方が良いわけです。
なんとなく行動したり、参加したりしたものが
つまらなかった経験、ありませんか?

でも楽しいとは一体、どういうことなのでしょうか?

「楽しい」には3つの要素が必要です。

まずは「場」
環境と置き換えても良いかもしれません。
一緒に行なう人や空間、文化、伝統、志向、思考などなど、
場や環境により楽しさが生み出される。

次に「目的」
目的もなくただやっていてもつまらない。
きちんと目的を持つということ。
何がしたいのか?何を達成したいのか?
「なんとなく…」というのは、楽しいのではなく、
「楽(らく)」したいだけです。

最後に「強さ」
どんなに練習をしていなくても勝負に負ければ悔しいものです。
スポーツやゲームなどが良い例ですが、
ルールややり方がわからなければつまらない。
ルールややり方がわかっても、上手じゃなければつまらない。
上手になり、強くなければ楽しくはないのです。

これは仕事でも一緒。
楽しく、やりがいをもって仕事をしてもらえれば、離職率も下がるでしょう。
社員が楽しそうに仕事をしていれば、入社したい人も増えるでしょう。
経営者や上司は、この3つを、社員に与える必要があるのです。

今回の例は人事部に所属する若者二人が、辞めようかという密談をしています。
仕事が楽しくないから…。

「環境」はどうなのでしょうか?
人事としての「目的」ははっきりしているのでしょうか?
そして、人事部としての「強さ」(強みと言い換えてもいいのでは?)は何なのでしょうか?

ぜひ、聞いてみたいですね(笑)

さぁ、これを読んでいる皆さんの会社、部署には楽しさの三要素がありますか?

 

 

佐藤 洋介メンバーページへ
大学(日本史専攻)を卒業後、採用コンサルティング会社・ソフトウェア開発会社を経て、2018年にフリーランスへ。「人材の成長を促し、組織の成長サイクルを加速する」をモットーに、性格タイプ理論をもとにした人材採用領域、研修領域でビジネスを展開。近年は対話型組織、人間学にも注力し、組織に所属する人たち一人ひとりが輝ける場づくりを実践している。…続きを読む

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