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ファンの心をつかむ12秒

1週間分のニューヨークタイムズの情報量は、
江戸時代の日本人が接した一生分の情報量に等しい。

インターネットの普及とともに、
誰でも、いつでも、気軽に、情報発信が可能になりました。
そのため、現代人が接する情報量は飛躍的に増大し、
私たちは今、凄まじい情報社会を生きています。

人間が処理できる情報量には限界があるため、
溢れる情報の中で、受け手側はその情報が
必要か不要かを瞬時に判断しています。
こんな数字があります。

1995年 平均26秒
2010年 平均15秒
2015年 平均12秒

これはJ-POPのヒット曲のイントロの長さです。
実にこの20年で半分以下になっています。
いかに短時間で興味喚起し、共感を得る必要があるかがよくわかります。

また、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線によると、
人は記憶したことの74%を24時間以内に忘れてしまうそうです。
発信者側が力を入れて作った広告も、ほとんどが見られず、
忘れ去られているのが現状です。

高度に発達した情報化社会において、いかに自社を発見してもらい、
興味喚起し、共感を得て記憶にとどめてもらうか。
広告手法にも工夫や変化が求められています。

買い手の購買基準は価格や利便性だけではありません。
商品やサービスにどんな思いが込められているかなど、
その裏に隠れた背景やストーリー、情熱、企業姿勢までをも確認し、
購入する際の判断材料にしています。

商品やサービスに込めた想い、ストーリーを伝えるのに最適で、
注目されているのが動画広告です。
スマートフォンの普及、通信回線の発達で
手軽に動画を配信、視聴できるようになりました。
私が普段の仕事で接する学生も、大半がスマートフォンユーザーです。
動画を視聴することも日常生活の一部に組み込まれ、
ほぼ毎日動画を視聴する学生は67%。
週1回以上となると実に96.4%の学生が視聴しています。
ただ1本の動画の平均視聴時間は1分11秒と短く、
冒頭90秒以内でいかに受け手の心を響かせ共感してもらえるかが重要になっています。

企業としての考え方、想いをストーリーとして動画で伝える。
一つの事例を最後にご紹介します。
盛岡の音楽教室、東山堂様の動画広告です。
https://www.youtube.com/watch?v=-09dRyIG9bU

無口で不器用な父が、娘の結婚式で亡き妻と娘の思い出の曲を披露する、
というストーリーです。
会話も少なかった父と娘。
その娘の晴れの舞台に向けて音楽教室に通い、
結婚式当日に弾き上げる。
何も知らされていない娘は、母との思い出が走馬灯のように駆け巡る。
そこには家族の温かい物語が込められています。
3分30秒の動画ですが、私も娘を持つ父親です。
涙なしには見ることができませんでした。

人々の共感を呼び、瞬く間に拡散された広告です。
そこには数多くのヒントがあります。
販売促進、採用活動、組織活性化。
あらゆる場面での活用が可能な動画。
是非皆様も想いや物語を発信し、強い共感者を得てください。
情報が溢れた現代社会において、
強い共感者を得ることは何よりの強みになるのですから。

 

岩田 徹メンバーページへ
1974年生まれ、大阪府吹田市出身。大学卒業後、1997年に採用コンサルティング会社の株式会社ワイキューブに入社。中堅・中小企業様の採用活動支援、人材育成支援を行い、多くの企業の採用成功と人材育成、定着アップに貢献。…続きを読む

 

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