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職場の雰囲気が悪い!

今日は、あるIT企業でのお話し。
来期の新人社員研修の相談で、人事部長と打ち合わせを行い、打ち合わせが終わった後に、雑談をしていたときのことです。

「最近、K社長が頑張っているんですよ」と、人事部長が少し呆れたような様子で切り出しましたので、気になって聞いてみると、社内で優秀な技術者は多いが、どうもコミュニケーションが取れない人間が多く、職場の雰囲気が悪くなっているとのこと。

社長が、それを見かねて、職場の雰囲気を改善しようと、色々とレクリエーションを企画したそうです。
・食事会
・ボウリング大会
・バーベキュー
社長自身が、積極的に参加し、社員も多くの人が参加していたそうです。

しかし、その努力の甲斐もなく一向に職場の雰囲気が改善する気配がありません。
最初のうち、楽しんでいた社員も次第に何かと理由をつけて欠席者が増えてきたそうです。

平井
そんな状況で社長は、なんと?

人事部長
それが、もっと皆が楽しめる企画を考えようと張り切っていて、私もアイディアを明後日までに出しなさいって。平井さん、他社で成功しているアイディアありませんか?

平井
他社での成功事例は、もちろんありますけど、、、

人事部長
教えてください!なんせ、明後日とまで言われても、他にも業務が立て込んでいて、とても考えている余裕がなくって

平井
お教えするのはいいですけど、、、その前に、なぜ食事会や、バーベキュー、ボウリング大会だったんですか?

人事部長
え?それは社長が

平井
なるほど、社長が考えたことをそのまま実行したってことなんですね。では、他社の事例をお話ししますね

ということで、私が以前勤めていたIT企業でのお話しをしました。
実は、その時の会社も、社内での会話もあまりなく、隣の人ともメッセンジャーでやり取りするような会社でした。で、その時の社長も、職場の雰囲気を変えたいということで、K社長と同じようなことを社内で実施したんです。
最初は皆も楽しい時間だと喜んで参加していたのですが、そのうち参加率が低くなってきて、メンバーからは、社長に言われているから参加しているだけとか、タダで飯が食えるからとか、仕方なくという声が増えてきました。実は多くの人が義務感で参加していたのです。

そのことを社長に報告すると、当時の社長は「なんだ、こっちの気持ちも知らないで!」と、色々な取り組みをやめてしまったんです。
でも、結局、分かっていなかったのは社長の方でした。社員が何を求めているか声を聴かずに、独りよがりで施策を考えて進めてしまった。それが、効果が上がらなかった原因なのです。
その後、社長の怒りが収まるのを待ってから、相談し取り組んだのは、資格取得レースです。メンバーから話しを聞いたのですが、実は、現場の人間は、技術向上、新しいスキルの取得には非常に関心が高かったのです。

内容は、もちろんITスキルに関すること、受験費用は合格した時のみ会社から支給、1年間で多くの資格を取得したもの上位3名に特別賞与という内容でした。最初は、受験日は自腹だし、どこまでうまくいくか不安な面もありましたが、実施してみると、メンバー同士、どんな資格を取得しよう、とか受験後にお互いに採点したり、普段から技術・スキル向上に関する会話が増えました。結果、全体的な品質も向上し、コミュニケーションも増え、職場の雰囲気が少し変わったのです。

人事部長
なるほど
平井
もう、お分かりですよね
人事部長
はい。それはそうですよね。社員の声を無視して実施しても空振りってことですね、、、明後日、社長にどのように提案するか考えます。ありがとうございました

会社の視点で、こうすべき、こうしたら社員のために、良かれと思ったことと、現場のギャップがある。こうしたことが多くの企業で起こっています。
まずは、「組織の声を聴く」ことが職場改善の第一歩です。皆さんの組織でも、現場の声を聴くことで、組織と従業員のギャップを知るところから始めてはいかがでしょうか?

具体的な方法が知りたい!という方は、是非ストーンサークルまで、お問い合わせください。
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平井 悟メンバーページへ
1993年 精密機械部品メーカーに就職。社内情報システム部にてプログラマーとしての経験を積む。1999年 IT企業に転職。システムエンジニア、システムコンサルタントとしてのキャリアを積むとともに、管理職として、チームづくりの実践を経験。…続きを読む

 

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