社長、研修では人は変わりません!(平井悟ブログ No.1)

初めまして、チームデザインコンサルタント平井です。
企業の現状分析、組織戦略立案(理念浸透、人事制度構築、教育体系構築)、人材育成、業務プロセス改善、などなど、「ともに歩む」をモットーに、企業チームデザインの、あらゆる場面でお手伝いをしております。
これから、ストーンサークルの心強いメンバーとともに、さらに企業を元気にして、日本を元気にするお手伝いをしていきます。
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さて、今回の初ブログ。先日うかがった従業員200名程度の企業の社長とのお話です。
こちらは、数年前、人事制度構築でお手伝いをさせていただいた企業です。
と、この時点で、社長はちょっと怒り気味。そりゃそうですよね。この二年で1,000万以上の費用をかけて、やってきたことを否定されてしまったわけですから。
と、火に油を注ぐ私。
と、半分くらい泣きそうな社長。
ということで、
・元来人は変化を嫌うもの
・研修はあくまでも変化のきっかけの場に過ぎないこと
・本当の変化のきっかけは、学んだことが必要になったとき
・学んだことを生かせる環境がなければ学ぶだけ無駄
・上司の理解がなければ研修は生かせない
などなど、当初1時間の予定を大幅にオーバーして社長に説明。
ということで、私がアドバイスしたのは、「上司が、部下が受けた研修内容をすべて把握すること」です。
研修を受けたけど現場で生かせていないという悩みを抱える企業の実に多いことか、、、
大きな原因は、研修を受けた人の上司が、その内容を知らないということ。
だから、上司は部下が実践しても評価できない、失敗しても指摘できない、もっと言うと、学んだことを生かせる仕事を与えることができていないのです。
人が変わるきっかけの多くは、現場にあるにも関わらず、、、
この企業では、現在、上司が部下の教育内容を把握すること、その内容に沿って日々のコミュニケーションを変えることにチャレンジしています。今回、社長は私からの提案を期待していたので、ビジネスチャンスは逃したかもしれませんが笑。
こんなお悩みを抱えている方は、ぜひ実践してください。お金もかかりません!
ストーンサークルでは、採用から、教育、離職防止など「ひと」に関わることをあらゆる面からサポートします。ぜひ、お気軽にご相談ください!
平井 悟(メンバーページへ)
1993年 精密機械部品メーカーに就職。社内情報システム部にてプログラマーとしての経験を積む。1999年 IT企業に転職。システムエンジニア、システムコンサルタントとしてのキャリアを積むとともに、管理職として、チームづくりの実践を経験。…続きを読む
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