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理由がありません!!! /『ガード下の赤ちょうちんから、愛を込めて。』no.14

『ガード下の赤ちょうちんから、愛を込めて。』vol.14

今日もガード下にある、壁は油まみれの安い焼き鳥屋では、ある中小企業の社長が、私、佐藤に相談したいことがあるとのことで、飲みながらの打ち合わせです。


 

社長
忙しいのに悪いね。

佐藤
いえ、大丈夫です。どうしたんですか?

社長
いやね、こないだ中途採用をしようと思って媒体に掲載したんだよ。

佐藤
えっ?そうだんったんですか?ちょっと、事前に相談してくださいよ〜

社長
ごめん、ごめん(笑)ちょうど欠員が出たところにある採用媒体の営業が飛び込みで来てね。今、発注してくれれば安くするって言うから、佐藤くんに相談する前に掲載しちゃったんだよね。

佐藤
そうなんですね。それでどうだったんですか?

社長
1ヶ月掲載して、応募者がゼロ!その営業が連れてきた制作担当とも打ち合わせて、うちのことがわかる文章を作ったつもりだったんだけどね…。

佐藤
どんな内容にしたんですか?

社長
うちのウリである技術力のアピールと仲が良いアットホームな雰囲気を見せるアピールと全体の集合写真なんかを載せてね…

佐藤
ちゃんと見て分析してみないとわかりませんが、そもそも応募者が、社長のところに応募する理由がなかったんじゃないですか?

社長
うちに応募する理由?!


このようなご相談は、よくあります。

母集団が作れない
予定していた面接に来ない
求める人物が来ない
内定を出したけど、辞退される
などなど…。

人材採用を行なうのにあたり、大事なことは、学生や求職者から自社が「選ばれる」ということはご存知だと思います。
特に、知名度の低い中小企業において、学生や求職者を面接して「選ぶ」という段階の前に、まずは、学生や求職者に選ばれなければ、面接まで至らないということは、どの中小企業でも経験済みだと思います。
大手企業のように企業規模や売上、ブランド、知名度、商品・サービスの優位性などで劣る中小企業では、大手企業に対抗するため、社風やキャリアステップ、自由度など、中小企業ならでは訴求ポイントを見出し、採用活動をしてきたと思われます。

しかし、これからの時代、人口減少に伴ない、売り手市場(学生や求職者優位の採用・就職市場)が半永久的に続いていくことになるでしょう。
ますます、中小企業の人材確保は難しくなる時代になることは疑いの余地もありません。

では、中小企業は一体、どうすれば人材を確保していけるのでしょうか?

学生や求職者の相談を受けていると、学生や求職者はそれほど大手企業にこだわっているわけではありません。
知名度があるから、有名だから、応募しているわけでもないようです。
では、なぜ、中小企業には、応募が少ないのでしょうか? 面接をキャンセルされてしまうのでしょうか?

その答えは、
「理由がないから!」
です。

学生や求職者が、何らかの形で貴社のことを発見します。(以前は発見される事自体が難しい時代でしたら、さまざまな情報発信ができるいまの時代、学生や求職者はどこかで貴社の巡り合っている可能性があります。)
しかし、発見したとしても(あるいは偶然、貴社のことを目にしても)、貴社に応募する「理由」がないのです。
これは、選考段階においても言えることで、
面接に行く(面接を受ける)理由
内定を受諾する理由
入社する理由
(貴社で)働く理由
すべて、理由が見当たらないが故に起こっている現象なのです。
逆を言えば、これらの理由をしっかりと訴求できていれば、中小企業であったとしても、学生や求職者は来てくれます。

最近では、この「理由発見」を社内で取り組む場のファシリテーター役として、お声を掛けていただくことが多くなりました。

採用活動を行なう前に、まず、学生や求職者の気持ちになって「応募する理由」を考えてみましょう。

佐藤 洋介メンバーページへ
大学(日本史専攻)を卒業後、採用コンサルティング会社・ソフトウェア開発会社を経て、2018年にフリーランスへ。「人材の成長を促し、組織の成長サイクルを加速する」をモットーに、性格タイプ理論をもとにした人材採用領域、研修領域でビジネスを展開。近年は対話型組織、人間学にも注力し、組織に所属する人たち一人ひとりが輝ける場づくりを実践している。…続きを読む

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